こんにちは、まるです。
前回の第2回目は
【株主優待】ってな~に?について
解説しました。
今回は
【 第3回 】 株主優待はどうすればもらえるの?
を解説していきますよ。

株主優待の基本のおさらい
株主優待(や配当金)は
前回も説明した通り
会社によって実施している企業と
実施していない企業があります。
株主優待を採用している会社は
だいたい年に1~2回もらえる所が多いですね。
「株主」というと
長期保有している人をイメージしがちだけど、
株主優待をもらうには
必ずしも長期間保有の必要はなくて
短期間でももらうことが可能です。
※優待の条件に保有期間のある場合は除く
株主優待をもらう為の条件とは
「権利がもらえる日に株を持っている」
だけでOKなのです。
詳しいことはこのあと解説していきますよ。
株主の権利がもらえる権利確定日について
企業が株主に対して株主優待を渡す基準日として
チェック(権利確定)する日は決算日が一般的です。
企業の本決算の多い3月末日や
中間決算の多い9月末日が
特に集中することが多いですね。
その日の事を、権利確定日(権利日)と言います。
下の【月別株主優待銘柄数】を見てもらうとわかるけど
3月と9月の優待銘柄は飛びぬけて多いよね。
権利確定日に株主名簿に記載されていることで
株主優待(や配当)を受け取る権利が発生しますよ。
権利確定日は基本的に月末ですが
中には15日や20日なんかの企業もあるので
銘柄毎に事前に確認しておきましょう。
【月別株主優待銘柄数】
月 | 銘柄数 | 月 | 銘柄数 |
---|---|---|---|
1月 | 35 | 7月 | 32 |
2月 | 146 | 8月 | 107 |
3月 | 831 | 9月 | 427 |
4月 | 35 | 10月 | 37 |
5月 | 36 | 11月 | 40 |
6月 | 111 | 12月 | 180 |
※ブログ掲載時、まる調べ
まるは優待の多い3月9月は
銘柄選別だけでも大忙しです(笑)
権利付き最終売買日について
月末の権利確定日に株を保有してるだけで
株主優待がもらえるなら・・・
株を月末に買うだけでいいじゃない!
と閃いちゃった そこのアナタ!
株の売買には「受渡日(うけわたしび)」というのがあるんです。
株を購入した約定日(やくじょうび)から3営業日後(約定日含めて4営業日目)にならないと
2019年7月16日より
2営業日後(約定日含めて3営業日目)にならないと
正式には株を受け取れない仕組みになっています。
なので、月末日に買っても優待はもらえないんだね~。
受渡日のカウントは
あくまでも「営業日」なので土日祝は含みません。
下に図で解説します。
<旧・2019年7月15日までの受渡日>
【土日祝をまたがない場合】
例)28日(月)約定 → 31日(木)受渡日

【土日祝をまたぐ場合】
例)26日(水)約定 → 29(土)30(日)またいで → 31日(月)受渡日

図のように、株を買った日から
3営業日後に株主となります。
<新・2019年7月16日からの受渡日>
受渡日が1営業日短縮されて2営業日後
(約定日含めて3営業日目)に変更。
【土日祝をまたがない場合】
例)29日(月)約定 → 31日(水)受渡日

【土日祝をまたぐ場合】
例)27日(木)約定 → 29日(土)30日(日)またいで → 31日(月)受渡日

このように
受渡日から逆算して権利確定日の当日に
株主になれる(権利に間に合う)最終日の事を
「権利付き最終売買日」や
「権利付き最終日」と言い
権利付き最終日の翌日の事を
「権利落ち日」といいます。
権利落ち日には株主優待や配当等が支払われた直後なので
一般的にはその分株価(価値)は下がる傾向がありますね。
まとめ
今回は株主優待はどうすればもらえるかについて
簡単に解説しました。
株主優待は権利付き最終売買日までに
株を保有する事でもらえます。
最短では権利付最終日~権利落日の
一泊二日の保有でも可能です。
でも、株を保有すれば権利はもらえるけど
株を持っていると株価の値動きによって
損をしてしまう可能性が出てきます。
特に短期の場合
権利落ち日で大幅下落が起こりやすい為
損 > 優待価値
となる場合もでてきちゃうんですね。
なので、株主優待が目的なら
普通に株を保有して短期(1泊2日)で取るのは
リスクがあるので、まるはやりません。
次回は
そういった株価下落リスクを回避する必殺技?
損を出さずに優待をもらう
優待クロス取引(つなぎ売り)
について説明したいと思います。
次回
犬にもわかる株主優待解説
【 第4回 】 株主優待のクロス取引【優待クロス】ってなに?
をお届けしま~す。

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