こんにちは、まるです。
前回の第3回目は
株主優待はどうすればもらえるの?について
解説しました。
今回は
【 第4回 】 優待クロスってなに?
を解説していきますよ。
優待クロスとは
株主優待を取る際に
株価下落のリスクを回避して
損を出さずに優待を取る方法です。
・つなぎ売り
・両建て(りょうだて)
・優待タダ取り
・クロス取引
なんて呼び方もされていますね。
今まで知らなかった人も
これらの言葉を組み合わせると
ニュアンスだけでもどういう事か
何とな~く伝わってきませんか?
「株主優待を取るために株を買う時
売りでつないで、買いと売りをクロスさせ
両方建てておいて、優待だけタダで取る・・・?」
まぁ、そういう事です(笑)
「まったく意味わからん!」
「怪しい呪文にしか聞こえないよ!」
という人もいると思うので
後半で説明しますね。
優待クロスのメリット
普通に株を保有して優待を取る場合と比べると
優待クロスには2つのメリットがあります。
1.同じ資金で何度も取れる
仮に予算20万円で1銘柄を買い、
20万円以内で購入できる優待銘柄が
毎月ある場合を前提にお話します。
長期で株を保有したままであれば
年に1回~2回の優待がもらえますね。
(その会社が規定している優待回数)
でも、短期の優待クロスで取った場合
毎月違う銘柄をクロスしながら
株主優待を次々と取得していけます。
同じような資金でも色々な会社の優待を
年に12回以上ももらえちゃうんですよ!
月末権利の物だけ毎月取得しても年12回。
15日権利や20日権利等もあるので
追加で取っていけばさらに多くの優待を
取得できる事になりますね。
2.株価の変動リスクを排除できる
株を買って持っていると
株価が上がったり下がったりする事で
損益がでてしまいますよね?(当然)
株価が上がってくれれば
当然その分利益にはなります。
しかし、優待や配当の総額よりも
大きな損失がでてしまった・・・
トータルでマイナスに・・・
となっては意味がありません。
株主優待が投資目的ならば
優待クロスをする方が
株価の変動に影響を受けず
安全確実な運用ができます。
株価が下落しても損をしない仕組み
株を持っていると株価が下がったら損をします。
そこで株価が下がると利益になる
信用取引の「空売り」という物を使って
持っている株と同じ株数を空売りする。
これがクロス取引・ 両建て・つなぎ売りと呼ばれるものです。
<クロス取引の例>
株価が1,000円のときにクロス
1,000円の株を100株 買う (保有株)
1,000円の株を100株 空売り(売り玉)
株価が950円で決済した場合
保有株を950円で100株売ると
-5000円の損
売り玉を950円で100株買戻しすると
+5000円の利益
買いと売りで同時にクロスして同時に決済すると
株価が上がっても下がっても
差し引きで±0になります。
これを用いて株主優待だけを取得する方法が
優待クロス や 優待タダ取り
と呼ばれているものになるんですね。
このへんの詳細は次回以降に書いていきますよ。
まとめ
今回は優待クロスとはどういう事なのかを
ざっくり説明しました。
優待クロスを使う事で
株価の上げ下げに一喜一憂する事無く
少ない資金でも回転を利かせて効率の良い
株主優待での資産運用ができます。
クロス取引では通常の株を買う事に加えて
信用取引(空売り)を使うということを
覚えておいてくださいね。
次回は
さらに詳しく掘り下げて
優待クロスの仕組みや実践的な使い方
について解説したいと思います。
次回
犬にもわかる株主優待解説
【 第5回 】 優待クロス【優待タダ取り】のタイミングと仕組み
をお届けしま~す。
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