【優待クロスの裏技】SBI証券フライングクロスで先手必勝!タイミングや返済方法・デメリット等も徹底解説!

記事内に広告が含まれています

こんにちは、まる(@inukabu_maru)です。

まる
まる

今回は、SBI証券のフライングクロスについて解説したいと思います

スポンサーリンク

フライングクロス解説

フライングクロスは、一般信用短期売を使った株主優待クロスのテクニックのひとつです。

一般信用短期売りの返済期限や、フライングクロスの仕組みについて解説していきます。

優待クロスについてはこちら

一般信用短期売りには返済期限がある

一般信用クロス(フライングクロス含む)は一般信用の短期売を使う場合、返済期限が重要です。
返済期限は各証券会社毎に日数に違いがあります。

返済期限内に返済しないと、翌営業日の前場寄付で強制決済されてしまいます。

強制決済は高額な手数料が発生するのが一般的です。(各証券会社毎に料金は異なる)

通常の一般信用を使った優待クロスは、返済期限を守って権利落ち日に現渡で決済をします。
通常は返済期限内に収まるように、逆算した新規建可能日以降がクロス(つなぎ売り)可能という事になります。

権利落ち日に現渡をする為には、権利落ち日が期限内に含まれていなければできません

SBI証券の一般信用短期(15日)の場合、優待クロス(つなぎ売り)の新規建可能日は権利落ち日を含む15営業日前からになります。

※画像のカレンダーはSBI証券HPより引用
上のカレンダーでは

新規建可能日の初日10日
権利付き最終売買日27日
権利落ち日30日

フライングクロスは、新規建可能日の初日より1日早くクロスする強制決済を利用したテクニックになります。

まる
まる

上のカレンダーだと、フライングクロスは注文が6日の夜・約定が9日の前場寄りだよ

スポンサーリンク

フライングクロスの仕組み

フライングクロスは返済期限内で返済せず、翌営業日の前場寄付に強制返済される事を利用した裏技的なテクニックです。

強制決済は、期限の切れた信用売建玉が自動的に信用返済買(成行)注文の状態になり、注文の取消・変更は一切不能

フライングクロスをした売建玉は、権利落ち日になると強制決済の注文中となり、取り消しはもちろん現渡しもできません。

しかし、強制決済になっても約定するまでは、信用売の建玉は保有中です。

そこで強制決済に対して、もう片方の保有株(現物)を現物成行売で注文しておくと、強制決済の売建玉と保有株を同時に前場寄付でクロス決済できます。

まる
まる

もちろん株主優待の権利も獲得です

SBI証券のフライングクロス

SBI証券フライングクロスがなぜ有効な手法なのか。

一般的に強制決済は高額な手数料になるので、優待取得コストが株主優待の価値を大幅に上回って赤字になる事が多いです。

しかし、SBI証券の強制決済の手数料は選択している手数料プラン通り(ゼロ革命も有効)なんです!

日計り信用の強制決済のみコールセンター手数料(高額な手数料)が適用

これにより、他社では高額な手数料で現実的ではないフライングクロスも、SBI証券では可能になります。

SBI証券のプラン毎の手数料についてはこちらを参考にどうぞ。

という事は、”ゼロ革命”が適用されているのであれば

強制決済手数料も一律無料!

まる
まる

無料なら現渡と手数料が一緒だね

強制決済手数料が無料であれば、通常の現渡の決済(無料)と同額。
新規建可能日の初日のクロスと比較しても、余計にかかるコストはわずか貸株料1営業日分のみになります。
※受け渡しベースで休日を挟む場合、休日の日数分だけ貸株料は増加します

これで入手困難な人気銘柄を通常よりも1日早く押さえられるので、優待クロスの選択肢の幅が広がりますね。

2023年10月から、国内株式(現物/信用)取引手数料が0円になる”ゼロ革命”がスタートしました。

”ゼロ革命”が適用されていれば日計り信用以外の強制決済手数料も無料になります。

ゼロ革命”が適用されていない場合、強制決済はアクティブプランで合計100万円以上・スタンダードプランはそれぞれ各プラン通りの手数料が発生します。
手数料が発生する場合は通常の現渡の決済よりも手数料分不利になってしまいます。

スポンサーリンク

SBIフライングクロスのメリットとデメリット

新規建可能日より1日早くクロスできるからと言って、良い事ばかりではありません。

SBI証券フライングクロスのメリットデメリットをあげてみます。

レア銘柄の取得チャンスが増える

一般信用なので逆日歩が無い

一般信用短期は貸株料が高いのでコストが嵩む


現渡ができないのでプラン次第で返済時に手数料が発生

一般信用短期売の貸株料率はお高めです。

SBI証券の場合、貸株料率(年率)は3.90%

早すぎるクロスはその日数分だけ貸株料(コスト)が嵩んでしまうので、優待銘柄によっては株主優待価値を超えて赤字になってしまう事も。

まる
まる

コスト > 優待品 じゃ意味が無い!

クロスをする前に実際にかかるコストを把握して、優待価値や取得の難しさとのバランスも考慮しましょう。

また、フライングとは言え人気銘柄の争奪戦の競争は激しいです。
確保するのはなかなか難しい場合もあるので、確実に取れる保証はありません。

まとめ

株主優待の優待クロスで、通常よりも1日早く確保できるSBI証券のフライングクロス

強制決済の手数料は”ゼロ革命”が適用されていれば一律無料

デメリットも少なく、一般信用売の争奪戦で取得困難な人気銘柄もチャンスが広がります。

SBI証券の口座を持っていなければ、準備しておくと便利です。

フライングクロスは仕組みを理解していれば、やっている事は簡単で誰にでもできます。

但し、早すぎるクロスはコストが嵩むのでバランスを考えながら上手に使いましょう。

ブログランキングに参加中です。
ポチっと応援いただけると励みになります♪

にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ