【株式移管】楽天証券からSMBC日興証券へ現物株を移動する手順

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こんにちは、まる(@inukabu_maru)です。

一般信用売を使った優待クロスで意外と便利な株式移管。

まる
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株式移管とは、保有している株式(現物株)を別の証券会社に移動させる事です

今回は楽天証券からの株式移管について解説したいと思います。

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こんな時には株式移管

一般信用売を使った優待クロスでは、証券会社毎に取扱銘柄や在庫状況が異なるので、各証券会社に資金を分散させている方が多いと思います。

資金に余裕が無い場合は、どう振り分けるのか悩みの種ですよね。

特にSMBC日興証券は注文中の信用売(今週中)も多くなりがち。
いざクロス注文をしようとしても、余力ギリギリだと

一般信用売は注文できたのに

・クロス注文(信用買)分の信用余力が足りない

現引きする為の現物余力が足りない

といった事が発生する事があります。

入金で解決できれば一番簡単ですが、銀行に余剰資金があるとも限りませんし、いざ証券会社間の資金移動となると出金だけでも翌営業日以降になってしまいます。

まる
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資金が豊富にあればなぁ・・・

そんな時は、株式移管を前提に別の証券会社でクロスして、あとから同じ口座にまとめるという方法もありますよ。

手数料の有無

普段、まるは一般長期のSMBC日興証券と一般無期限のある楽天証券に資金の大半を割り振っています。

余力のある(であろう)この2社で株式移管前提の異口座クロスを考えた時

楽天証券からの出庫は無料でできる

SMBC日興証券からの出庫は手数料がかかる

SMBC日興証券の出庫は、預け替えに一律1,000円/銘柄毎の手数料が発生する(特定口座の場合)ので、あまり現実的ではありません。

一方、楽天証券からは無料で出庫できるので、余計なコストは発生しないんですよね。

まる
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まるは株式移管クロスは現物を楽天証券・信用売をSMBC日興証券だけしています

また、現物は楽天証券の1日信用買(金利0円)から現引した場合、調達コスト0円~可能になるので節約効果も期待できますよ。

楽天証券からSMBC日興証券へ株式移管

SMBC日興証券への株式移管の手続きは楽天証券から行います。
手続き自体はとても簡単です。

楽天証券→SMBC日興証券の手順

楽天証券のホームページにログイン後、右上の【マイメニュー】から【移管・買取請求】をクリック。

日本株式の欄の楽天証券から他社への【申込】をクリック。

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株式移管先の証券会社の情報を入力します。

証券会社を選択すると、移管先機構加入者コードと移管先加入者口座コードの一部が自動で入力されます。

SMBC日興証券の場合、移管先機構加入者コードは1232860なので60を追加で入力。

移管先加入者口座コードは、SMBC日興証券のホームページにログイン後
各種お手続き】→【口座情報】内のお取引口座の欄にあります。

入力が終わったら【次へ】をクリック。

株式移管する銘柄を選択します。

まるの場合、移管可能数量が0株になっている銘柄は、信用取引の代用有価証券になっています
このままでは移管できませんが、代用から保護預りに振替をすれば移管可能になります。
※振替は説明文中の上段や下段にある「代用振替はこちら」からできます。

信用貸株を利用している場合は保有株が貸株中になっている為、貸出設定を未貸にして返却された後でないと振替ができません
未貸に切り替えた後も返却まで数日がかかるので注意です。
※16時までに返却設定をおこなった場合、設定日から起算して3営業日後に返却されます

選択が終わったら、移管先証券会社で既に特定口座を開設しているにチェック。
最後に【確認】をクリック。

最終確認をして、取引暗証番号を入力。

株式移管】をクリックでフィニッシュ!

移管完了までにかかった日数

今回、実際に楽天証券からSMBC日興証券へ株式移管をしました。

移管完了まで実際にかかった日数は、

火曜日の後場に移管手続き

金曜日の前場にはSMBC日興証券の口座で確認

だったので、手続きし日を含めて4営業日です。

まるはさらに楽天証券の信用貸株を利用していたので、保護預かりに振替をする為の貸株の返却に3営業日かかっています。

準備期間も合わせると1週間以上かかってしまいました。

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メリット・デメリットと注意点

楽天証券からSMBC日興証券へ株式移管のメリットデメリットをあげてみます。

日興証券に信用売の余力さえあれば対応できる

節約効果あり

手間がかかる

日数がかかる(直前のクロスには向かない)

通常のクロスより注文ミスのリスクが増える

まる
まる

注文ミスのリスクは慎重にやれば大丈夫!

他に注意点としては

楽天証券から株式移管する際に代用有価証券から外すと信用余力が減り、SMBC日興証券は株式移管が完了するまで余力に反映されません。
どちらの口座でも信用余力がギリギリの場合には、急な株価変動による追証のリスク等も考えられるので注意してくださいね。

また、基準日に対して移管停止期間が設けられていて、停止期間前に手続きを済ませなければ間に合いません。
移管手続きができるのは受け渡し後なので、現物株の取得や貸株の返戻から受け渡しまでの日数も考慮しておきましょう。

楽天証券の移管停止期間について

(楽天証券HPより引用)

  • ※ 全銘柄について、基準日を含めず3営業日前の15:00から基準日を含めず2営業日前の17:15まで移管の受付ができません。
  • ※ 3、6、9、12月のみ、基準日を含めず6営業日前の15:00から基準日の前営業日の17:15まで移管の受付ができません。
  • ※ 月末以外に基準日が設定される銘柄については、基準日を含めず3営業日前の15:00から基準日を含めず2営業日前の17:15まで移管の受付ができません。
  • ※ 株式分割、株式併合、株式交換などの資本異動銘柄については、基準日を含めず6営業日前の15:00から基準日の翌営業日の17:15まで移管の受付ができません。
  • ※ TOB銘柄については、TOB期間最終日を含めず3営業日遡った日の15:00から、TOB期間最終日の17:15まで移管の受付ができません。
  • ※ 資本剰余金配当銘柄については、効力発生日を含めず3営業日遡った日の15:00から効力発生日の17:15まで移管の受付ができません。
  • ※移管が可能な株式数量
    特定口座の銘柄を移管なさる場合は、全株数量の移管となり、一部数量の移管は承れません。
    一般口座の銘柄を移管なさる場合は、全株数量、もしくは売買数量単位での移管が可能です。
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まとめ

楽天証券からSMBC日興証券の株式移管について紹介しました。

余力不足の場合でも、資金を移動ではなく株を移動することで対応できるので、いざという時には便利かと思います。
また、節約効果もあるのでコストの削減にも役立ちます。

但し、権利付最終売買日までに移管を完了させなければいけません。

株式移管には日数がかかるので、間に合うかどうか移管停止期間にも注意しながら判断し、早めの手続きをお勧めします。

まる
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